河村たかし市長との対立が続く名古屋市議会の民主、自民、公明、共産の主要4会派は9日、14日開会の6月定例会に予算編成過程の透明化などを求める条例案を議員提案で提出する方針を固めた。
来月に想定される参院選を前に、河村市長は市民との連携を強調し、市民税10%減税の恒久化案などを6月議会に再提出する構え。議会各会派は昨年以降続く「河村劇場」に埋没するのを警戒し、市長を揺さぶりながら市民に存在感を示す意図が見え隠れしている。
自民党が提案するのは、予算編成過程で議会が市長に資料要求できる範囲を定める「議会審議活性化促進条例」案。市議会は2月定例会で、市民税の10%減税を含む今年度予算案について「市民サービス低下や将来世代の負担増につながりかねない」として、減税を1年限りに修正しており、今回の条例案では予算案の決定前に議会がチェックする制度を盛り込む。
公明党も予算編成過程を公開し、意見を聞く条例案を提案する。
民主党は「公開事業審査の実施に関する条例」(名古屋版事業仕分け条例)案。行政内部で行われてきた事務事業の見直しに、市民や学識経験者も参加し、結果を公表する。同党は「仕分けによって減税財源が捻出(ねんしゅつ)でき、市長のためにもなる」と説明している。
共産党は、議員報酬決定の際に第三者機関を設置する「議員報酬市民検討条例」案などを出す。【高橋恵子】
【関連ニュース】
名古屋市議会:市長のPR力に対抗? パネルお目見え 名古屋市長:恒久減税案を提出 6月定例会で審議 大治町長選:減税派当選で河村・名古屋市長、合併に前向き 名古屋市:全職員ボーナス削減案を提出へ…河村市長 名古屋市議会:河村市長に対抗心、TVの広報番組を要求 ・
ガードレール突き破り乗用車転落、男女3人死亡 千葉・成田(産経新聞)・
かまってちゃん、weg、旅人、環ROYらが映像作家の祭典に・
「俺」「鬱」など196字OK 改定常用漢字表を答申(産経新聞)・
「ザ・コーヴ」上映中止で反対声明(時事通信)・
夏場所でも住吉会系組長が大相撲観戦 (産経新聞)
スポンサーサイト